子だくさんナースの健康ブログ

健康メモ的ブログです。家族の健康を守るため、日々健康情報を収集しております。

痛み止め薬人気ランキング。1位はやっぱりアレなのね。

今回は人気の痛み止めについて。

 

普段、私(看護師)は内科や整形、皮膚科など色々な科をまたいで勤務しています。

それで、若い人からお年寄りまで全年齢層で需要が多いのが痛み止め。

血圧が高いとか血糖値が高いってゆうのは、今日明日困ることはないですが、痛みは直接被害があるからみんなすぐ受診するんですね。

 

 

それで、よく処方される痛み薬があるんですけど、シェアってどのくらいなのか気になって調べてみたので記事にしてみました。

 

痛み止めの候補は3つ

痛み止めは私の病院の採用品だけでも10種類以上あるんですが、よく使われるのが以下の3種類、

 

ロキソニン

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セレコックス

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カロナール

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これらの人気、シェア具合が判明したのでグラフにしたいと思います。

 

いきなり問題!

答えを出す前に下の図に入る痛み止めを予想できますか?

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1位が45%、2位が42%、3位が6%、その他7%となります。

1位と2位が肉薄しております。圧倒的にこの2種類がシェアを占めてるんですね。

 

それじゃ答え合わせ↓

 

痛み止めシェアの答え

答えは以下のグラフをご覧ください↓

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グラフのとおり、

1位 ロキソニン

2位 カロナール

3位 セレコックス

その他

 

という結果でした。

 

それぞれの特徴は、

 

ロキソニン⇒痛みをとる効果が高い。効くまでが早い。消化器系の副作用がある。

 

カロナール⇒痛みをとる効果はマイルドだが、消化器の副作用が少ないため、量をたくさん飲ませることができる。

 

セレコックス⇒効果の高さ、副作用の少なさのバランスがとれている。

 

どれも選ばれる理由があるんですね。

 

痛み止めで効かない場合

実はロキソニンとかカロナールで痛みがとれない方もけっこういらっしゃるんですね。

そこで、病院を変えたり、あきらめてしまう方もいるんですが、そうではないので啓発の意味もこめて比較的新しい痛み止めを紹介したいと思います。その薬は

 

トラマドール塩酸塩

 

たぶん医療のお仕事についてない方は知らないと思いますが、とても将来性のある薬なんですね。ほとんどの痛みに使用することができます。

 

それで、ロキソニンやカロナールなど今まで汎用されてきた痛み止めとは別の作用で、ロキソニンなどが不得意な神経の痛みにも効く薬です。

 

商品名は、

 

トラマール

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トラムセット

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ワントラム

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という名前で処方されています。市販はされていません。今後も市販されないと思います。

 

医師は何でこれらを使わないの?

ロキソニンで痛みがとれない方に、トラムセットなどの痛み止めをどんどん使えばいいじゃん、と思いますよね?でも使わない医師が多い。その理由の一つが副作用や飲み合わせの多さ。トラマドールは便秘や眠気の副作用が多く、日常生活に支障がくる人も多いんですね。

 

 

あとはこのトラマドール、

麻薬の要素

をもっているんですね。これがネックになっています。

トラマドールは麻薬には分類されませんが、麻薬的な要素があり、ごく弱い依存性もあります。この”ごく弱い依存性”に、医師や患者は抵抗があるわけですよね。

 

なるべくそうゆうの避けたい、使いたくない、という気持ちが医師の側にも患者さんの側にもあるんです。だからあまり広まらないんですね。

 

アメリカなど、医療用麻薬先進国では痛みをとるのに麻薬は当たり前に使われるわけですが、日本人は根強い抵抗があります。

 

現在、日本の医療用麻薬使用は、安全をとるか、痛みをとるか、という二者択一になっちゃってるんですが、私的にはそうではなくて、医療関係者も患者さんもその家族も医療用麻薬を勉強して、リスクを取りつつ、痛みを取る方向へシフトしていくといいなと考えています。

 

※トラマドールは麻薬的要素があるだけで、麻薬には分類されていません。それでも医師・患者双方に心的抵抗があるようです。

 

少し前に医療用麻薬を推進していた元芸能人が大麻使用で逮捕されてましたよね。

そうゆうのあると医療用麻薬の啓発の邪魔になるんですよ。困ったものです。

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