子だくさんナースの健康ブログ

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市販薬の鼻炎スプレーに危険成分が入ってるって本当?その見分け方と効果的な使い方を紹介。

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今回はつらい鼻炎を治す薬の話。

 

うちの職場で万年鼻炎の女子がいます。もうかれこれ10年以上鼻炎に悩まされています。鼻水と鼻づまりですね。原因は花粉症やダニなどのアレルギーで、薬を飲んでもなかなか治らないそうです。今は鼻炎用の鼻スプレーを使い落ち着いているとのこと。

 

そこで彼女が使ってるお気に入りの薬をだんな(←薬剤師)に見てもらうと、ちょっと危ないやつを使っていましたので、その理由と見分け方をシェアしたいと思います(その子には危険性をやんわりと伝えました)。

 

目次

 

スプレーの鼻炎薬に入ってる成分

まず最初にスプレーの鼻炎薬に入ってる成分を分類してみますね。大きく分けて3種類の成分が入っています。

 

1 抗アレルギー薬(クロルフェニラミン・ケトチフェンなど)

 

2 血管収縮薬(ナファゾリン・テトラヒドロゾリンなど)

 

3 ステロイド薬(ベタメタゾン・プレドニゾロンなど)

 

これらの成分は長所や短所があるんですが、やっかいなのはこれら1~3を配合し、混ぜて売ってるんですよ。相乗効果を狙ってるんでしょうが、副作用の危険が増しているのも事実です。これら3種類の長所欠点を良く比較して使用するべきだと思います。

 

鼻炎薬の成分の長所と短所

前項で分類した成分の長所と短所をまとめておきますね。

 

1 抗アレルギー薬(クロルフェニラミン・ケトチフェンなど)

⇒鼻炎の原因であるヒスタミンなどのアレルギーをおさえる薬。安全でしっかり効果が出るのが特徴だが、他の成分に比べ効果が出るまでには時間がかかる副作用で眠気の頻度が高い。

 

 

2 血管収縮薬(ナファゾリン・テトラヒドロゾリンなど)

⇒鼻の粘膜の血管を収縮させて素早く腫れをとり、鼻づまりを解消する薬。使い続けると鼻粘膜が慣れてしまい、薬が効かなくなる危険がある(薬剤依存性)。こうなった場合、薬を使っても治るどころか症状を悪化させてしまう。

 

私の職場の鼻炎女子が使ってる薬はこのタイプ。すごく良く効くし、数十秒で効き、即効性があるので好んで使っています。

 

このタイプの薬は、使用にあたり3時間以上あける、1日3回までなどと制限があります。

 

 

3 ステロイド薬(ベタメタゾン・プレドニゾロンなど)

鼻の炎症や腫れ、鼻水を速やかに止める薬。ステロイドの成分は鼻腔内にスプレーし、吸収され、効果を発揮したのち、速やかに分解されるため、副作用は少ないとされる。

 

鼻炎を治す市販薬一覧

市販されているおもな鼻炎の薬(スプレータイプ)とその成分を紹介しますね。

 

ザジテンAL鼻炎スプレー

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⇒抗アレルギー薬の鼻炎薬です。鼻水・くしゃみに効果はしっかりありますが、症状が改善するまでしばらくかかるようです(1日~)。そして鼻づまりには効きにくいとされます。眠気の副作用が強く出る方もいますのでご注意下さい。

 

 

パブロン点鼻クイック

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⇒これは抗アレルギー薬と血管収縮薬の混合です。血管収縮薬のおかげで効果は早く、鼻づまりにも良く効きます。ただし、連用で効かなくなり悪化させることもありますので注意が必要です。

 

 

コールタイジン

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⇒これは古くからある鼻炎スプレーです。血管収縮薬とステロイド薬の混合です。鼻づまり、鼻水などに素早く効果を発揮します。注意点として、これにも血管収縮剤が含まれていますので連用は避けるようにお願いします。

 

 

AGノーズアレルカット

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⇒これはちょっと珍しいタイプで、アレルギーの成分が2種類も入ってるんですね。鼻水・鼻づまりを抑えます。血管収縮薬も含まれていますので連用は避けて下さいね。

  

 

ナザールAR

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⇒「ステロイド配合」ってしっかり箱に書いてあります。ステロイドのみ1成分しか入ってません。鼻水、鼻づまりを素早く解消します。

 

症状別、鼻炎薬の使い分け方

それでは、症状別に適した鼻炎薬を紹介していきましょう。

 

〇鼻水だけ出る場合

⇒軽度~中程度の花粉症などでは水ハナと言うのでしょうか、鼻水がずっとダラダラ出ることがあります。この場合は、連用による副作用の危険がある「血管収縮薬」を避けるようにします。

 

血管収縮薬を含まない鼻炎スプレー↓

 

ザジテンAL鼻炎スプレー(抗アレルギー薬)

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ナザールAR(ステロイド薬)

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〇鼻づまりを今すぐ解消したい

 ⇒鼻づまりは通常、鼻炎の悪化した状態です。鼻からの呼吸ができず、口呼吸になり苦しい状態だと思います。とくに子供が鼻づまりで、山瀬まみさんの声状態になってるのは(微笑ましいですが)可哀そうなものです。

 

鼻づまりは血管収縮薬入りの薬を使用して下さい。スプレーし、1分程度で鼻が通るようになります。この即効性がやみつきになり、連用する方も多いのですが、それは避けて下さい。

 

連用し、鼻粘膜が薬に慣れた場合、それ以降は効かなくなりますので、使用間隔、使用回数を守ってお使いくださいね。

 

血管収縮薬を含む鼻炎スプレー↓

 

パブロン点鼻クイック(抗アレルギー薬と血管収縮薬の混合)

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コールタイジン(血管収縮薬とステロイド薬の混合)

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AGノーズアレルカット(抗アレルギー薬2種と血管収縮薬の混合)

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〇なるべく副作用が少なく、効果の高い薬を使いたい

⇒この場合、ステロイド単品の鼻炎スプレーをチョイスして下さい。ステロイドと聞くと、真っ先に副作用大丈夫かな?って心配する方もいるかもしれませんが、それはステロイドの飲み薬の話なんですね。

 

ステロイドの鼻炎スプレーは鼻水・鼻づまりに効果を発揮したあと、薬剤が体にめぐることはほとんどなく速やかに分解されます。

 

ステロイド単品の鼻炎スプレー↓

 

ナザールAR(ステロイド薬)

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※この薬、鼻水・鼻づまりに効き、副作用も少ないということで万能なように思えますが、実は18歳以上でないと使えません。市販品のスプレー型ステロイド薬は子供は使えないんですね。

 

子供に安全に使いたいなら、副作用の少なさと効果のバランスに優れたこちらをチョイスしてください↓

 

ザジテンAL鼻炎スプレー(抗アレルギー薬)

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鼻炎スプレーの効果的な使い方

今回は鼻炎を治す色々な鼻炎スプレーを紹介しました。最後に鼻炎スプレーの効果的な使い方を紹介します。

 

鼻炎スプレーは、鼻にスプレーし、薬剤が鼻腔内にまんべんなく行きわたって初めて効果を発揮します。(当たり前ですが)

 

でもですよ、鼻づまりがひどいとき、鼻腔内が腫れているわけですから、鼻スプレーをしても薬液が鼻腔内に充分に行きわたりません。

 

そこで、鼻炎スプレーを確実に効かせる方法ですが、それは

 

1 鼻づまりのひどい時限定で、血管収縮薬入りの薬を使う

(血管収縮作用により、鼻腔が充分に広がり薬液が鼻腔内全体に行きわたる)

 

2 鼻づまりが改善してきたらすみやかに血管収縮薬なしの薬に切り替える

 

この方法で副作用が少なく、確実に効果が出せます。

 

皆さんも症状に合わせうまく使い分けて下さいね。