子だくさんナースの健康ブログ

健康メモ的ブログです。家族の健康を守るため、日々健康情報を収集しております。

命に関わる蕁麻疹の症状を一度チェックしておいて欲しい。こんな蕁麻疹が出たら即病院へ行くべし。

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子だくさんナースうさぎです。

今回は危険な蕁麻疹(じんましん)について。

 

蕁麻疹は原因がわからないことも多いんですが、赤みやかゆみは伴うものの、数十分で消えてなくなるので、重症化しにくく、危険度も低い病気でもあります。

 

「ああ、蕁麻疹また出た。でもすぐおさまるからいいや。」

 

通常の対応はこれで良いと思います。皮膚科へ来る患者さんもアレルギーの飲み薬が出たり、かゆみ止めの塗り薬だけ処方されておしまいの患者さんがほとんどです。

 

でもたまに重症度の高い蕁麻疹の患者さんがいます。これに気づかずにただの蕁麻疹と思っていたら危険です。

 

特に子供では命にかかわりますので、お子様に蕁麻疹が出たことのある親御さんに是非チェックしていただきたいです。

 

目次

 

のどに出る蕁麻疹

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普通の蕁麻疹の症状に加えて、のどが赤い、咳、喘息のような症状が出る。

これは喉頭浮腫(いんとうふしゅ)とよばれる蕁麻疹です。

 

この蕁麻疹は、のどの下、気管の粘膜が腫れて呼吸困難を起こします。通常は咳が出たりしただけで治まることが多いのですが、強く症状が出た場合、窒息して命に関わることもあります。

 

このような症状が一度でも出た経験があれば、それを繰り返す可能性も高いです。必ず皮膚科を受診し、医師にそのことを伝えましょう。

 

腸(内臓)に出る蕁麻疹

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蕁麻疹の赤みかゆみに加え、腹痛や嘔吐、下痢を起こす。

お腹の皮ふ表面ではなく、お腹の中、腸の粘膜に出る蕁麻疹の特徴です。


腸の粘膜が蕁麻疹で腫れると下痢、腹痛、嘔吐などの腹部の症状が出ます。
これらの症状が出た場合は、じんましんが皮膚だけでなく、体の内部の粘膜にも出ている可能性があります。

 

皮ふ表面の蕁麻疹はアレルギーの薬で対処しますが、体の内部の蕁麻疹は脱水防止など、内科的な治療の要素も入ってきます。


皮膚科を受診する際、下痢や腹痛などの症状があれば、必ず医師に伝えて下さい。

 

アナフィラキシーが原因で出る蕁麻疹

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蕁麻疹はアナフィラキシーの症状の一部である場合もあります。

 

※アナフィラキシーとは、短時間(数分~数十分)のうちに全身にアレルギー症状が出る反応です。きっかけはアレルギーを起こす物質(小麦、ソバ、卵など)を食べたり、蜂に刺されたりすることによります。日本では年間50人程度がアナフィラキシーにより亡くなっています。

 

アナフィラキシーの症状は

赤み、かゆみなどの「皮膚の症状」←これが蕁麻疹症状

くしゃみ、せき、息苦しさなどの「呼吸器の症状」

目のかゆみやむくみ、くちびるの腫れなどの「粘膜の症状」

腹痛や嘔吐などの「消化器の症状」

血圧低下など「循環器の症状」

 

これらの症状が複数の臓器にわたり全身に急速にあらわれるのが、アナフィラキシーの特徴です。原因物質がわかっていれば、それを吐かせたり取り除いたりして安静にし、すみやかに病院を受診します。

 

蕁麻疹のように見える病気

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通常、蕁麻疹は数分~数時間で消えますが、まれに赤みが数日続くことがあります。かゆみはなくて赤みが残ったり、あざのように紫色になったりですね。


通常の蕁麻疹の症状はあるものの、それに加え、赤みの出ている時間が長い、跡に残る、色が濃い(紫色っぽい)時は蕁麻疹ではなく、他の良く似た病気である可能性があります。

 

肝炎(かんえん)

皮ふ筋炎(ひふきんえん)

全身性エリテマトーデス

紫斑病(しはんびょう)

膠原病(こうげんびょう)

 

という病気を聞いたことがあるかもしれません。これらの病気は非常にまれなのですが、初期症状が蕁麻疹と似ていることがあります。

 

こちらに挙げた病気は、早期発見、早期治療が重要になってきます。いつもと違う蕁麻疹が出た時は、その症状をメモしておいて、受診の際に医師に告げて下さい。

 

いかがでしたか?今回は命に関わる蕁麻疹の種類と特徴をまとめてみました。

 

ナースうさぎは医療機関で20年近く働いていますが、ここ数年で蕁麻疹や蕁麻疹っぽい症状の患者さんが増えている気がします。子供も大人も老人もです。

 

蕁麻疹は原因がわからないことが多いですが、ともかく普段と違う蕁麻疹の出方があれば早めに医師に相談してみて下さいね。